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不定期日記


過去     →  未来

11/30  ブログ 

 掲示板を閉じてふた月。思い立って、ブログを借りてみました。トップページから見に行かれます。どうぞこれからもよろしくご贔屓に……。

 ここは「旧 日記」として、しばらくの間はご覧いただけます。
 よろしくお願いいたします。


11/24  ニュースあれこれ ひとりごと 

 TVをほぼ見なくなって久しいので、世間のあれこれはもっぱら新聞とネットのニュースに頼ってます。
 が、最近何だか「ニュース」として配信されるものが、妙な気がして気持ち悪いです。

 一番最近のものだと、元厚生事務次官の事件(ニュースを見るにつけ、亡くなられた方には本当に無念であったろうとしか言えませんが)
 事件当日の夜、たまたまつけたTVのニュースで「テロ」と言っているのをみて、「そう決めるのは早いんじゃないかなあ」と気持ち悪く思ってました。コメンテーターは感情的(もしくは興奮抑えきれず)だったし。
 その時点で、報道以上に捜査が進んでいたのかもしれませんが、ニュース番組としてはちょっと頂けないと感じました。

 ネットのニュースでは機関ごとに言うことが違うのはしょっちゅうだし、見出しと中身があってないとか、数字の読み方違うだろう、とか。
 本当に知りたいことがあっても真実がわからないので、結局、はしょっていない原文を求めて英語のニュースサイトを彷徨うことになる(海外のニュースの場合はね)。
 ざる読み(=ひっかかる物しかわからない)しかできないのだけれど、そもそも英語が決して得意じゃないので、日本語で読めればそれに越したことはない。勘弁してほしいわ。

 言葉の問題はさておいても、数字データに合う作文ができないって問題じゃないんだろうか。数字の解釈、というような高度な問題ではないです。
 『大勢を占める』とは少なくとも全体の50%を越えなければ使えない言葉である、とはご存知ないらしい記事とか。
 全体の30%を占める意見Bと、20%のCだけ見て『Bが優勢』と見出しをつけてあるけれど、そもそも50%を占めた意見Aを記載していない記事とか。

 変、ですよ。どう見ても。ねえ?

 ……って、言われても困りますね(^^;)


11/23  散歩 + 挙動不審 

 いや、散歩している私がアヤシイという話ではないんですが。

 秋晴れの今日は、ひさしぶりに散歩してきました。カメラを持っていかなかったのが惜しいような秋らしさをあちこちで見かけました。

 花梨の実が枝に成るさまが妙にユーモラスだったり。
 枯れかけた葉が、陽に透けて金色だったり。
 街路樹から、桜吹雪のように落ち葉が降ってきたり。

 その落ち葉がアスファルトを叩く音に聞き入ってしまった。

          *

 最近、iPodが挙動不審。電源オフにしてロックしたのに、カバンを開くといつの間にか勝手に電源が入っている。

 そ、そんなに歌いたいの?

          *
 もうすぐ師走。
 今年のアドヴェントカレンダーは、リンクさせていただいてる星明かり亭さんの企画に参加します。いろんな方と一緒に発表できるのが楽しみです。12月に入ったら、またお知らせしますね。

 で、まだ作品を書いてる途中なんですが(^^;)。
 ひさびさに掌編を書いてみて、唸ってしまいました。うーん、本当に書けなくなってる。
 6月から小説の更新をとめていますが、こっそりと書き続けてはいるんです。でも、やっぱり長編の一部分と掌編では書き方が違うんですね。1〜2ページの中でのバランスの取り方がわからなくなっててあせってしまいました。

 そういえば、中篇といえるような作品をあまり書いたことがないんだなあ、と気づきました。「小さき花……」「CANON」だけか。
 勉強のために、こういう長さのお話も書いてみようかなあ……もちろん、ちゃんと完結させなきゃいけませんね。


11/16  花とカレー 

 カレー、ようやく食べられました。
 スパイスはなかったけれど、鶏肉をヨーグルトにつけてみたら柔らかくなって。そこだけはプロの味気分がそこはかとなく漂うといえなくもない←気分だけってことです!

 チューリップの写真をもらいました。
 品種名を知りたくてNETをさまよっていたのですが、その種類の多さに驚いてしまいました。
 何百種とあり、そのかたちもさまざま。
 子供のお絵かきに描かれるような一重咲きから八重咲き、ふちが縮れたようなフリンジ系、オウムのくちばしのような形の花弁をもつパーロット系。
 それどころか「これは百合でしょ!」、いやいやこれもチューリップ。サボテンや食虫植物と間違えそうなグロテスクな茎を持つものもありました←でも、花はずんぐりむっくりで可愛らしい。

 花はなんでも好きですが。
 ことに好きな香りはくちなし、沈丁花。姿を見るならチューリップ。

 ひとつ自分も植えてみようか、と思い立ったけれど、植え時は10月くらいだったらしい。お〜そ〜かった〜。


11/9  どうしたものやら 

 先週末あたりからずっとカレーを食べたいのですが、通りかかったカレー屋さんがことごとく満席。まだ食べられていません。

 いや、自分で作ればいいのでしょうが。
 頭の中で香りを放っているのは、マトンだのココナツミルクだの使った濃ゆいもので、近所のスーパーではまず手に入らない。
 だいたい、今の我が家には茗荷とわさびしかない←スパイスじゃないし。

 そうこうするうちに、想像上のカレーはなお香り高く、色鮮やかになっていく。さて、どうしよう。
              *
 あまりに寒い、この数日。
 とうとう布団をMAXにしてしまった。これからもっと寒くなるのに。


11/1  銀杏並木 

 トップページを淡白に模様替え。
 中身の更新がないので、これくらいはまめにやろう、と思ったけれど。さて、いつまで続くやら。
 たんすの中身もようやく模様替えしました。もう、重ね着も限界ですから。

 この一週間で気温がぐっと下がりました。でも、今年はそれでも暖かい秋だった気がします。
 毎年、同じ時期に外苑前の銀杏並木を訪れるのだけれど、去年も今年も葉っぱが青いままでした。

 このひと月ほど、週末に遊び回ってまして……って、読書がさっぱり進んでないことを見れば一目瞭然ですが。もともと出不精で「玄関から出ないことが休日のしあわせ」と言って憚らない人間なので、さすがに草臥れてきました。そろそろ、インドアモードにしようと思ってます。

 あ、図書館に本を返しに行かなきゃ。


10/22  きんもくせい 

 今年の金木犀は、ちょっと元気がない。
 香りが弱くて、花があまりついていないみたい。うちの近所だけかしら?

 香りはさほど気にしないのですが(沈丁花やくちなしの方が好み)。
 あの金色の花が地面に散り敷かれたところが好きなので……ちょっと寂しいですね。

 Aルート、Bルート(ははは、懐かしいでしょう)、いずれもひっそりしておりましたよ。


10/19  電車でGO! 

 最近、通勤途中に駅員さんの珍しい声を聞きました。

『……2番線は各駅停車○○行きです。××で急行の通過待ちをいたします』

 その声が、妙に幼いのです。
「あ〜、最近増えてきた女性の駅員さんだね。でも、ちっちゃい女性駅員さんでは、ラッシュ時に車内に押し込んでくれないから、朝はおじさんがいいなー」
 なんて、好き勝手なことを考えていましたら。同じ声が次の駅でも聞こえるのです。その次でも、その次でも……。
 ようやく気がつきました。これは、本物の駅員さんではない――鉄っちゃんだ。
 中学生くらいの声の『アナウンス』。これがまたうまい! 

『お待たせしました。各駅停車○○行き。発車いたします。閉まるドアに〜ご注意下さいっ』
 ぷしゅ〜

 タイミングもぴったり! 即、就職できますよ。
 よく考えたら、最近小さな駅ではホームに駅員さんがいない所があるのですよ。経費節減らしい。そこを補う鉄っちゃんの存在に、ちょっとほのぼのしました。事故が無くなるなら、誰がアナウンスしてもいいと思うのです。

 もう、ひとり。
 こちらは4歳くらいの女の子、鉄子さんですね。この子も幼い声で流暢にアナウンスするんですよ。

『つぎは渋谷〜、渋谷〜。お出口右側にかわります。JR山手線、京王線、地下鉄半蔵門線、銀座線、丸の内線、日比谷線、南武線、小田急線はお乗換えです』

 ちょっと、多すぎるよ? 
(関東在住でない方へ> 丸の内線以下の4線は渋谷を通ってません・笑)


10/13  秋の味覚 

 新潟の方から梨をいただきました。
 ひとつずつ紙にくるまれた高級品だ! みずみずしい二十世紀を堪能。桃よりも栗よりも、葡萄よりも、私は梨が好きです。

 「このあっさりした味の、どこがいいのかねえ」

 と考えてるうちに、一個食べられてしまう……ところがいいんですわ。

      *         *        *

 世界のお金が大変なことになってますね。

 ……と、最近はまりきっている焼きプリンを食しつつ思う。
 トランプの切り札など、拝んだこともないので他人事のように眺めております。

 何故、トランプ?

 だって、似てません? メンバーが互いの顔をうかがって、絵札を今使うか、次の番まで待つか、考えてるんですよ。そうこう言っているうちに、誰かがカードテーブルをひっくり返すかもしれないのにね。

 切り札が切り札なのは、ゲームの中だけの話。所詮、綺麗に印刷された紙にすぎないのじゃないのか。

 でも、その「綺麗に印刷された紙」がないと、焼きプリンも食べられないんだな。
 ……ちょっと、切ないかも。


10/5  チベット音楽 聴いてきました 

 何かもう、9月以降「遊びすぎ!」な日記が続いてますね(^^;)。

 今週はチベット音楽のライブ、テチュンさんのステージを見てきました。チベット音楽を聴くのは初めて。さて、好きか嫌いか、と楽しみにして行きました。……結果、かなり好きです。

TECHUNG  プロフィール
チベット人ミュージシャン、テチュンはインドのダラムサラで育った。9歳よりチベット伝統芸術歌劇学校(TIPA)におよそ17年間所属。伝統音楽、オペラ、ダンス、伝統楽器の演奏などあらゆるチベット伝統芸能の技術を習得。ダラムサラでチベット伝統文化の保護に取り組み、その後、アメリカへ移住。国際的なミュージシャンと共演(U2、ビョーク、フィリップグラスなど)、代表的なチベット音楽家として知られている。

 テチュンさんはステージ上にたった一人なのに、ずっしりとした存在感。ひと目見て、ああスケールが違うな、と。
 そして、堂々たる立ち姿にも見惚れる。内心の第一声は「顔立ち精悍でかっこいいなあ! 男前だ! 手がでかいし!」
 あの手ならどんな楽器もらくらく扱えそうだ、と妙なことにも感心しました。

 楽器ひとつ、声ひとつというシンプルなスタイルの演奏が中心でした。
 弾き、歌い、演奏しながらステップを踏み……その足取りが軽やかで、品があって美しかったです。やはり、踊りをやる人は動きが違う。リズムは日本の民謡と似ているところがあって、聴いていて肌に馴染む感じでした。

 私が好きだったのは、お祭りのときに何時間も延々と演奏しつづける、という終わりのない曲。そして、「カム ルー(Kham Lu)」。カム(東チベット)の伝統曲で、山の神を呼ばわる声で終わる、素朴な曲でした。なんといっても、歌声がすばらしかった。どこまでも遠くへ届くような、力強い声。
 たしか、この曲についてのコメントだったと思うのですが、胸に残る言葉でした。

 歌はうまい、下手ではなくて、歌い手の自分自身がこもっていることが大事。

 遊牧民は谷を越えて、山から山へ届くように歌う。

 いつか、こんな声を山と草原の中で聴いてみたいな、と思いました。

 別会場での写真(Nさんから頂きました。ありがとうございます。別ウィンドウ)
ステップを踏む、この曲が好きリュートに似たダムニェン二胡みたいなピワン

 最後に、会場で見たちょっといい話。
 今回はツアー最終回。司会して下さった主催の方が挨拶しながら、少し涙ぐんでしまわれたのですよ。そうしたら、すかさずテチュンさんが扇いで涙を乾かそうとしていた(笑)。
 やっぱり、チベット人は優しいな、と思う。もちろん皆がそうとも限らないし、「チベット人は大嫌い。二度と行きたくない」と仰った方もいましたし。
 でも、こういう温かい出来事を見聞きすることも多い気がします。


9/30  長野へいきました 4 

 長野の日記は今日がラストです。地味〜な観光におつきあい下さってありがとうございます。長野、いいところです。

はかり資料館
 松本城下町にある、こぢんまりした資料館。所要時間は20分くらい。
 もとは度量衡店だったそうです。長野県内でつかわれていたさまざまな秤が展示されています。

 丸い桝は四角よりも狂いが少ないそうです。それなら、みんな丸くすればいいのに?? 穀物用と液体用の桝が異なるということは初めて聞きました(穀物用は何度も擦り切っても木が傷まないように、上部に金属が貼られています)
 これは、ねじのような小さいものの個数をはかるための秤。
 おもりを置く位置によって、つりあった品物の個数がわかる仕組み。左から10個、50個、100個の場合の皿です。これはねじの重さがどれも同じであることが前提なので、「昔の技術はすごい! 手仕事なのに!」と思いました。

 また、生糸の生産地でもあったので、絹・繭関係の計器が多いです。
 飛騨から「ああ、野麦峠」を越えて女工たちがやってくるのが、長野の諏訪、岡谷の製糸工場。あこぎな繭商人が、こんなものを使ってます。
 写真の棚の上段にあるのは紙の桝。携帯に便利なのはいいのですが、左下のようにふくらむので繭農家が損をしてしまいます。
 これではいかん、と役所(だったか?)が木でできた折りたためる桝(写真右部)を作ったそうですが、普及はしなかったらしい。底がどうなっているのか、見るのを忘れました。
 これは、繭玉の微妙な重さをはかるためのもの。何のためかというと、中に入っているお蚕さんの雌雄を見分けて、次世代育成用に取り分けておくそうです(雌の方がちょっと大きくて重い)。
 これは繭からとった糸を決まった長さに巻くためのもの。糸は細いので、じかに太さを測れません。そこで絹の場合は、決まった長さでどれだけの重さであるかを測って、それを糸の太さの表記としているのです。

 ここに立ち寄ったのは、実はうっかり勘違いのためでした。
 以前に島根の和鋼博物館で知ったのですが、中国地方から江戸への鉄の輸送ルートは、日本海を船で→新潟の三条で刃物に加工→熊谷→江戸だったのだそうです。
 で、どういうわけか「長野を通ってるはず」と思い込んで、鉄関係の商売資料があるかな、と期待したわけです。ですが、全然ルートが違いました。
 でも、ここはここでとても面白かった!
 ばね秤とか(昔、うちにあったぞ!)、子供の頃に小児科で見かけた籠つき台秤など昭和っぽい品が懐かしかったです。

 あと、蛇足ながら。
 松本城の階段の角度は半端ではありません。観光の際には、女性はスカートでは無理です。できれば両手が自由になるバッグで行きましょう。
 私も恥ずかしながら筋肉痛になりました。太ももの筋肉痛なんて初めてですよ。最近、「また山歩きしてみたいなー」なんて思ってましたが、そりゃ大甘だ。


9/27  長野へいきました 3 

日本民俗資料館
 松本城下の復元模型や武具、地域の年中行事の紹介、明治以来の町並みの移り変わりがわかる写真も。赤羽コレクションという古式銃の展示もあります。
 展示の仕方も見やすく、説明板も読みやすいです。見ごたえあって、松本城と共通券なのでお得でした。所要時間は1時間強というところ。

蕎麦
 長野の蕎麦は本当においしいです。
 昔、岡谷にある蚕糸博物館を見に行きまして。展示の内容はさっぱり忘れてしまいましたが(おい)、帰りに電車を待つ間に駅の立ち食い蕎麦屋で食べた味は忘れられません。美味しかった……立ち食い、なのに。

 写真を撮るのを忘れましたが、やはり美味しかった。
 お蕎麦はもちろん、鰹出汁のつゆがなかなか。お客さんの初老のご夫婦は、お店の方に鰹節の仕入先を尋ねていました。松本市内の乾物屋さんのようでした(土地勘がないので場所はわかりません)。
 お店の場所は、後日書くつもりの「はかり資料館」のそばでした。


9/20  長野へいきました 2 

 また、お城を見ました(笑)。(写真はすべて別ウィンドウ)

 いきなり余談ですが。
 松本城の外堀の入り口に建っている石の門柱(とは言わないのかな)。近寄ってみると、こんな風になってます。筆書きのかすれたタッチを石に彫ってあるのです!! 「すごい根性〜!」と思わずつぶやいてしまいました(←そういう問題なのか?)。

松本城
 さすが連休の中日、晴天。(123
 観光客が多くて、天守閣では入場制限されていました。見学に1時間かかるという……「でも、せっかく来たから!」と腹をくくって入場者の列に並びました。
 写真ではわかりにくいけれど、階上の窓の中にはぎゅう詰めになっている観光客の姿が見えます。どーみても「篭城のあげくに戦に勝ち目なしと悟って嘆き悲しむ女衆」といった風情。私もそこへ混ざりに行くのだけれど。

 建物内の壁際には、矢を持った人が走りやすいように「武者走り」というスペースがあるとか、各階の階段は異なる場所についていて、敵に攻め込まれても一気に上まで駆け上がれないかたちになっているとか。その階段も、上の階に上がるにつれて急角度になっているとか……見所は多いのですが。
 如何せん、人が多すぎ。自分もだけど。
 城の中では、ぎゅう詰めの牛歩。暑いし。ますます篭城ムードが盛り上がってくる。たまに鉄砲狭間の前に立つと涼風が感じられるのだけど、列はまた無情に動いていく。なんだか、進みたいのか進みたくないのかわからない。

 結局、所要時間60分と言われていたのが90分にのびて、柱の鉋目を見るのも飽きてきたので脱落することに。
 こういう客や、「こんなに急な階段とは思わなかったわ!」というご年配向けにちゃんと引き返し可能地点があります。
 下りる方はあっけないほど早い。
 途中、月見櫓から本丸御殿跡を眺めて、ほっと息をつく。その晩は天守閣前でお月見イベントがあるらしく紅白幕がかかっていました。「わたくしは疲れた。お団子、食べたいなー」という姫気分は楽しめました。

 城めぐりは、お客さんの減る夕刻の方がお薦めです。

 二の丸御殿跡
 どの部屋がどのくらいの広さで、という感覚がわかります。パンフレット無しでもわかる展示方法がうまいなあ、と思いました。
 この数年、行く先々でお城を見ていますが、城址……つまり「跡」の展示は、当たりはずれが大きい気がします。出来のよろしくない石壁だの建物をつくってしまったり、反対に「何も無いったら、無いんだよ」といわんばかりに草茫々であったり。

 これはお城の近くの千歳橋というところ。
 こんな風に道路がクランク状に曲がっているのは、もしかして……と思って撮影。帰宅してからネットで調べましたら、当たりでした。理由は、昔はここが大手門だったから。
 城壁はもちろん残っていませんが、敵が勢いにまかせて直進できないように、門のところで通路が曲がってるのだそうです。

 千歳橋のそば。縁日のような雰囲気の商店街。こんな一服スペースもありました。


9/17  長野へいきました 1 

 連休に長野県へ行ってきました。雨女の汚名返上、快晴!ですよ。

お寺さん
 (写真はすべて別ウィンドウ)
 車窓の外の田んぼは良い色で、刈入れがはじまっている畑もありました。初日は長野市へ。牛のようにぶらぶらと善光寺参り。参道はこんな風情

 ついたのが夕方だったので、あれこれ見逃したのは惜しいことでした。
 現在、山門の中を特別公開しているのですが、午後三時までなのでアウト。巨大な経車というのもあるのですが、これも夕方ではアウト。何だか、観光ポイントを全部はずした気がする……。
 そのかわり、輪廻塔という石の塔を見つけました。
 こんな名前がつくくらいだから、ここにはまってる丸い石板が回るんだろう、と押してみましたが、うまく動かず諦める。
 ですが。実はこれはちゃんと回るらしい。『石柱にはめ込まれている輪廻車を回すことで、諸々の苦悩から抜け出すことができる』とのこと。私は抜け出せないらしい!

 オフラインでお会いする方はご存知かもしれませんが、私はこれまでお寺さんにまったく馴染みがなかったんですよね。去年、いくつかお寺を回りました。これが、けっこうカルチャーショックだった。正直、「お寺さんは苦手……ちょっと嫌い……orz」だったのですが。
 今回、善光寺さんを訪れてみて、初めて「いいところだなあ」と感じました。
 夕方というのに参拝客はひっきりなし。どう見ても地元の若い子がデートの途中に寄ったらしい姿や親子連れの散歩&参拝姿もあって微笑ましい。生活に溶け込んでる感じがして素敵です。
 そして、何より。御堂でお祈りしていた方たちの背中に、真摯な気持ちがうかがわれたので。
 そばで掃除機かけてたけど(店じまいらしい)。

 翌日は、のんびり各駅停車で松本まで移動。
 学生時代から上高地方面にはよく行きましたが、松本は素通りが多かったので、今回はゆっくり訪問したいと思った次第。
 各停、好きなんです。
 ゆるゆる、とろとろと移動すると、時間感覚と距離感覚がちゃんと折り合わさって身体にきざまれる気がするのです。たとえ、居眠りしたとしても(笑)。


9/9  音楽をください 

 思い立ってから約1ヶ月。ようやく街に出て(笑)iTunes Cardを買ってきました。 これでようやく曲が買えます。

 目当てはこれ。ラジオで聴いて気に入りました。

Flow My Tears 「流れよ、わが涙」 (「Songs from the Labyrinth」 Sting & Edin Karamazov)
Songs from the Labyrinth Songs from the Labyrinth
John Dowland Robert (ii) Johnson Edin Karamazov

by G-Tools
 リュート演奏はエディン・カラマーゾフ。スティングの歌声もまるで弦楽器のよう。 中世ヨーロッパっぽいメロディだ……と思っていたら、本物。16世紀のリュート奏者ジョン・ダウランドの曲だそうです。当時の流行の曲だったらしい。
 ビブラートのかからない歌い方は、削ったままの木肌を思わせるあたたかみがあって好きです。

もうひとつ、耳に残って忘れられなかったので購入。

Wannabe (「Spice」 Spice Girls)
Wannabe Wannabe
Spice Girls

by G-Tools
 上とは雰囲気が正反対ですけど(笑)。でも、パワーがあってやっぱり可愛いですよ。

 iTunes Card、いまのところ渋谷か銀座に出るしか購入方法がわかりません。
 もう少し手軽に手に入れられるといいんですけど。前にコンビニで売っているのを見たのですが、私の行動範囲にはないんですよね。
 いや。これは、むしろ幸いというべきなのかな(^^;)。


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