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天空の塔の物語  あとがき

途中、休載をはさんで長いことおつきあいいただき、まことにありがとうございました。
ようやく完結いたしました………orz  ぱったり

公開しはじめたのは2004/2ですが、途中から休載。2007年が最後の更新だったのではないかと思いますが、それすらはっきり覚えてません。
当時、読んでくださっていた方は今はほぼ居られないと思うので、あとがきを書く必要もないかもしれませんが……つらつらと独り言です。

当サイトのシリーズの中では一番古い時代、神話・創世記にあたります。
のちの時代の人々がそれはそれは敬虔であるのに、ハール自身は意外とおおざっぱで気まぐれな存在だったのでは、という気持ちで書き始めました。「真冬〜」で悩み尽くしてる人たちとのギャップをお楽しみください(笑)

書き始めの時点でラストシーンまで決まっていたにもかかわらず、種まきも済ませた第5夜で休載にしたのは、書きかけ真っ最中の「真冬の光」との兼ね合いでした。
あちらでセディムが神と人との関係についてみっちり悩むので、(雰囲気は違えど)筋は通っていなければならない。つまり、「真冬〜」の目途が立たないうちは、手をつけられないことになってしまいました。

そして、遅筆の私が長編を書けば、こうなるわけです(爆)

ちなみに、この筆の遅さをみるに、「こりゃ、私が死ぬまでに話が終わらんな・笑」という危機感が現実味を帯びてきたので、「真冬〜」第三部のハールの祝祭日には創世からの歴史をユルクに語ってもらいました。
ちなみに、この箇所他に出てくるアレイオス兄弟の放浪記は「残照(仮題)」あたりなのですが、これはほぼ間違いなく書けないと思います。(←断言かよ)
レンディアの子どもたちの思い入れたっぷりのごっこ遊びでだいたいの経緯はわかると思いますので、自由に想像していただけたら幸いです。

この、いいかげんでおおらかなハール神(爆)。それでも一応、筋をとおすことには小うるさく、生き物全般に甘くて、なおかつ押し出しの良さにはこだわる……ええっと、面倒くさい神さまですが。
アルカ同様に親しみを感じていただけたら嬉しいです。

このように休載作品ばかりにもかかわらずサイトにお立ち寄りくださる方々には感謝に堪えません。
ありがとうございました。

by にっけ (2017/8 完結)


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